JA山武郡市は、「組合員の営農と生活を守る」というJA本来の責任と併せて、安全・安心な食料の安定供給、環境保全、地域社会への貢献という社会的責任を実現するための活動を展開しています。
「地域への貢献と共生」という目標のもと、地域の皆さまとのふれあいの輪を広げ、心の通うコミュニティー作りをめざしています。
地域の小・中・高等学校や大学、および消費者の職業体験や農業体験を積極的に受け入れています。学校教育に協力すること、消費者と生産者を近づける活動は、JAにとって重要なことだと考えています。
食育ソムリエによる地域の親子や消費者対象の料理教室開催や、管内小学校の学校給食へ地元産農産物を供給するなど、地域の食育活動を支援しています。また、子どもたちに、いのち・自然・食べ物・農業の大切さを理解してもらうため、管内の小学校32校へ子ども向け月刊誌「ちゃぐりん」(JAグループ、一般社団法人家の光協会発行)を提供しています。
次代を担う子どもたちへの農業や食料、協同することの意義を伝え、健全な成長に資する取り組みは、JAの大切な役割であると考えています。
グラウンドゴルフ大会や太巻き寿司講習会など、組合員同士、地域住民同士の輪が広がる活動を行っています。また、支所運営委員会や女性部各支部では認知症サポーター養成講座を開催しています。認知症を正しく理解し、患者や家族を温かく見守る応援者を増やす活動を継続的に行っています。
年金の専門家である社会保険労務士による年金相談会を各地区で開催し、複雑な年金に関する質問にお答えしています。特に年金への関心が高い58~65歳の方から多くの質問が寄せられます。相談会はお勤めの方が参加しやすい土曜日・日曜日に開催し、令和2年は計21回156人の相談に応じました。
また、組合員の方々へのサービスの一環として、顧問税理士による税務相談を月2回、顧問弁護士による法律相談を月1回、開催しています。
交通遺児の育英資金に充てるため、毎年10月に募金活動を行っています。期間中は募金箱を各支所等に設置するほか、役職員による街頭募金活動も行います。集められた募金は千葉県交通安全対策推進委員会に寄付され、県社会福祉協議会を通じて交通遺児に届けられています。