2024.01.12
葉玉ネギの本格出荷を前に、大網経済センター園芸部玉ねぎ部会は1月12日、販売査定会を同センターで開きました。部会員、市場担当者、関係機関職員ら13人が参加。販売情勢や販売方策などを確認した後、現品査定を行いました。
市場担当者は「山武郡市の葉玉ネギは品質がとても良く、量販店の担当者からは高評価。安定した数量の出荷にご協力いただきたい」と部会員に呼び掛けました。
葉玉ネギは「春を呼ぶ野菜」と言われ、毎年1月から3月上旬に出荷する期間限定の農産物。玉ネギの玉の部分が膨らみかけた早い時期に、葉付きのまま収穫します。葉ごと食べることができ、甘くて柔らかい食感が特長です。同部会では消費拡大を図ろうと、包装資材にレシピを付けて出荷しています。
今年産は部会員9人が栽培。夏に高温や大雨による被害を受けた圃場もあり、栽培に苦労している部会員も多いです。出荷は2月中旬にピークを迎え、約2500ケース(1ケース7キロ)を出荷する計画です。
生産者の一人は「葉玉ネギは酢みそあえや卵とじにしてもおいしく、炒め物や煮物などにもぴったり。いろいろな調理方法で楽しめるので、多くの人に味わってもらいたい」と話しました。
▲出荷規格を確認する部会員ら