2025.01.17
葉タマネギの本格出荷を前に、大網経済センター園芸部玉ねぎ部会は1月17日、販売査定会を同センターで開きました。部会員、市場担当者、関係機関職員ら15人が参加。販売情勢や販売方策などを確認した後、現品査定を行いました。
市場担当者は「山武郡市の葉タマネギは顧客から評価が高く、買い求める顧客が多い。選果選別を徹底し、より高品質なものを出荷していただきたい」と部会員に呼び掛けました。
葉タマネギは「春を呼ぶ野菜」と言われ、毎年1月から3月上旬に出荷する期間限定の農産物。タマネギの玉の部分が膨らみ始めた早い時期に、葉付きのまま収穫します。葉ごと食べることができ、甘くて柔らかい食感が特長です。同部会では消費拡大を図ろうと、包装資材にレシピを付けて出荷しています。
今年産は部会員7人が栽培。雨が少なく乾燥が続いたため、若干出荷が遅れているものの、品質・出荷量ともに例年並みを見込みます。出荷は2月中旬にピークを迎え、約3000ケース(1ケース7キロ)を出荷する計画です。
生産者の一人は「葉タマネギは酢みそあえやかき揚げにしたり、炒め物や煮物などにもぴったり。いろいろな調理方法で楽しんでもらいたい」と話しました。
▲出荷規格を確認する部会員ら
▲甘くて柔らかい食感が特長