JA山武郡市

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トピックス

2024.08.05

米の栽培技術向上へ

JA山武郡市は8月5日、山武市内で高温耐性のある水稲多収品種「にじのきらめき」と水稲湛水直播向けコーティング種子「リゾケアXL」の研修会と展示圃の現地検討会を開き、水稲部会員、農薬メーカー、米卸売会社、関係機関職員ら30人が参加しました。

参加者は「にじのきらめき」「リゾケアXL」を取り扱うメーカーの担当者から、商品の概要や栽培の流れについて説明を受けました。
また、JAの営農指導員からは、管内の生育状況とこれからの栽培管理のポイントとなる水管理や追肥、病害虫防除等を学びました。

研修後は同市内で「にじのきらめき」「リゾケアXL」を栽培する圃場を見学。栽培に取り組む生産者に、今年の生育状況や栽培上の留意点などの説明を受け、熱心に耳を傾けていました。

参加者の一人は「気になる品種だったので、実際に栽培している生産者に話を聞けて良かった。来年の作付けを検討したい」と話しました。
営農指導員は「意見交換が活発に行われ、有意義な研修になった。次年度以降も、さまざまな提案を行い、生産者の営農に役立てたい」と話しました。

水稲栽培では生産者の高齢化や離農による担い手不足に加え、夏場の高温障害による収量や品質の低下などが課題になっており、JAでは収量性や高温耐性に優れた「にじのきらめき」や省力栽培技術である直播栽培を導入することで、課題解決につながると期待しています。

▲生育状況を確認する参加者ら