JA山武郡市

文字サイズ
  • 標準
  • 拡大

トピックス

2024.07.23

外国人材の導入で労働力確保を

千葉県山武農業事務所は7月23日、露地野菜生産者の経営発展を目的とした研修会を山武市内で開きました。

山武地域の露地野菜生産者の多くが家族経営であり、高齢化が進むと家族外からの労働力確保・支援が不可欠であることや、当地域で外国人材を雇用する事例が少なく導入に踏み切れない生産者もいることから、受け入れの実態を知り、雇用を検討してもらおうと開催しました。

生産者、同事務所職員、JA職員ら12人が参加。茨城県と千葉県で農業者の外国人技能実習生の受け入れを支援する監理団体「協同組合エコ・リード」の小倉純さんが講師を務め、受け入れの流れや手続きの概要、費用などについて事例を交えて解説しました。

その後、山武市で外国人技能実習生らを雇用しネギ栽培を行っている生産者の作業場を視察。
参加者は仕事の教え方や配慮していることなどを質問したほか、実習生らが出荷調整作業を行っている様子を見学しました。

生産者は「初めは受け入れに不安があったが、実習生に来てもらって仕事の負担が減って体がとても楽になり、雇用してよかった。ぜひ皆さんも検討してみてほしい」と呼び掛けました。

参加者は「親が高齢になり、この先の人手の確保に悩んでいたので、実際に外国人材を受け入れている生産者に詳しく話を聞けてよかった。雇用を前向きに考えたい」と話しました。

▲技能実習生らが働く作業場で生産者から話を聞く参加者