2024.10.31
水稲部会は10月31日、「2024年産 米の食味コンクール」の最終審査を本所で行いました。コシヒカリの部の最優秀賞に芝山町の川口房男さんが、千葉県のオリジナル品種「粒すけ」の部の最優秀賞に大網白里市の今井靖久さんが輝きました。入賞者の施肥設計はコンクール参加者全員で共有し、生産技術の向上に役立てます。
今年度はコシヒカリ101点、粒すけ18点の出品があり、1次審査で成分分析計を用いた品質評価値を測定。2次審査では千粒重と整粒歩合を審査し、上位7点(コシヒカリ5点、粒すけ2点)を選出しました。最終審査は農業事務所やJA全農ちばの職員、米卸売会社の担当者、一般審査員、同部会役員、JA役職員ら16人が食味官能審査を行い、香り・外観・味・粘り・硬さを評価しました。
一般審査員として参加した地元小学校の栄養教諭は「どれも甲乙つけがたい、とてもおいしいお米だった。普段から学校給食においしいお米を提供してくださる地元農家の皆さんのおかげで、ご飯が大好きな児童が多い。給食でもさまざまな品種のお米を食べる機会があるので、食味の違いなども子どもたちに伝えていきたい」と話しました。
▲香りや食味を審査する審査員