2024.01.15
海水をかけて育てるJA山武郡市のブランドネギ「九十九里海っ子ねぎ」が、出荷のピークを迎えました。やさいの里営農センターの集出荷場では、生産者から搬入されたネギの包装・箱詰め作業が連日行われています。
「九十九里海っ子ねぎ」は、2002年の台風をきっかけに誕生しました。台風による塩害で、沿岸地域で栽培されていた多くの農作物に被害が発生しましたが、ネギだけは枯れず、むしろ味が良くなりました。これに着目した同JAと現在の千葉県山武農業事務所が調査・研究を重ね、2006年に商品化しました。
今年産は生産者13人が7.5ヘクタールで栽培。夏場の高温・乾燥や台風による大雨などの影響で、例年より1カ月ほど出荷が遅れているものの、年明けからは天候が安定して生育が進み、太物傾向で高品質のネギに仕上がっています。
出荷のピークは2月頃まで続き、4月中旬までに約4万ケース(1ケース5キロ)を見込みます。首都圏の市場に出荷するほか、量販店の同JA産直コーナーや同JAの農産物直売店「山武緑の風」、JAタウンなどで販売しています。
◎「九十九里海っ子ねぎ」の詳細はこちら。
▲包装前にネギの品質を確認する職員